こんにちは!
みっちーです!
今回はシンプルに
『トラブルに強いクラスって
どんなクラス?』
をテーマにしたいと思います。
みなさん
トラブルに強いクラスとは
どんなクラスだと思いますか?
『トラブルが少ないクラス?』
『トラブルのレベルが低い?』
どちらも違います!
どんなクラスのことか
想像しながらスワイプ
してくださいね。
トラブルに弱いクラスは
当然のことながら
トラブルが起きるたびに
クラスが崩れます。
一度炎上するば
鎮火するのが難しく
いつまでも長引きます。
しかも、1つ目のトラブルに
みんなが振り回されている間に
2つ目、3つ目が
連鎖的に起きます。
そうしていつしか先生も
クラスの子もストレスに
耐えきれなくなり崩壊します。
逆にトラブルに強いクラスは
トラブルが起きても動じません。
そもそもトラブルを
トラブルと捉えていません。
みんなで解決するべき課題だと
捉えています。
話し合っている最中は
しんどい思いもあります。
でも、話がまとまって
解決の方向が分かれば
クラスで一致団結して
解決に動き出します。
そしていつの間にか
解決しているものです。
『あれ?そういえばあれ
どうなったっけ?』
と忘れてしまうくらい
事態が小さくなります。
その代わり残るのは
次の楽しいイベントの企画や
居心地の良かった思い出です。
この思いが積み上がることで
子どもの方が
『このクラスで過ごせてよかった』
と思ってくれるようになります。
このクラスを実現する鍵は
当然、先生が握っています。
正直、難しいです。
今回紹介するノウハウ以外にも
細かな要素がたくさんあります。
でも、大きな要素を抑えておくことで
うまくいく可能性がグン!と上がります。
がんばっていきましょう!
トラブルを無くそう!!…は大まちがいです!
そもそもトラブルを
なくそうなくそうとする
学級づくりを見かけます。
これは集団育成からすると
とても危険な指導です。
確かにトラブルは
先生からすると面倒ですが
トラブルを乗り越えてこそ
成熟した集団になります。
学校は子どもが所属する
集団で一番大きなものです。
集団の中で、どう生きるか
社会的な力を養うために
学校に来ています。
そんな中でトラブルを
予防してしまうと
成長するきっかけを
奪うことになります。
先生という存在が
いなくなった時に自分で
トラブルに立ち向かったり
逃げたり術を知らない子どもは
打ちのめされやすくなります。
打ちのめされるのは構いませんが
そこから自分でリカバリーする
ことができなくなるんです。
行き着く先は
『俺がこんな風になったのは
〇〇のせいだ』
と他責思考に縛られる人生です。
自分の教え子がそんな思考に
染まって、殺人事件を起こしたら
とても心が苦しいですよね。
たかが教師 されど教師。
1年1年が子どもにとって
これからの人生を生き抜く
ための練習になります。
先生が苦しくならない程度に
トラブルを経験させましょう。
そもそもトラブルに強いクラスは
トラブルを経験して成長します。
練習が足りず、指導者が未熟な場合
弱いクラスはトラブルで崩れます。
その分かれ目を決めるカギを
握っているのがトラブルの
当事者以外の行動のです。
絶対にやらせてはいけない行動
学級レベルのトラブルが
起きたら、学級会を開くでしょう。
その学級会で絶対にやらせては
いけない行動があります。
この行動をさせると
まちがいなく子どもは
クラスのことが嫌いになります。
学級会の時間が苦痛で
仕方なくなります。
トラブルと向き合わせたいのに
トラブルと向き合うのが
そもそも嫌になってしまいます。
そうなると、残されるのは
事なかれ主義です。
自分に害があまりなければ
何もしない。耐えるのみ。
1年が終わればどうにかなる。
という思考です。もちろん
人生においてこういう思考は
時には必要ですが
トラブルに向き合うという
姿勢においては正しいとは
言えないでしょう。
逆にトラブルに向き合うのが
大切だ!必要な時間だ!
と思うようになれば
とても強いクラスになります。
逆境に強いクラスは
追い風が吹いた時
爆発的な力を発揮します。
障害がない中で突き進める
わけですからね。勢いがすごいです。
では、やらせてはいけない行動とは
どんな行動なのでしょうか?
それは
『一方の味方をしてガヤを起こす』
という行動です。
何かを話し合う時、最終的には
二者択一の中で決めます。
その時、片方の意見がすばらしい!
と信じて相手の意見を悪く言う
という現象が起きます。
これだけでも良くありませんが
その時に『そうだ!そうだ!』と
囃し立てる子が出てきます。
自分も同意見であることを
アピールしたいんですね。
これが絶対にダメです。
トラブルは問題を冷静に
捉えて、どうしたら良いか
前向きに見つめるもの。
感情が入っている時点でアウトです。
さらに、相手の攻撃する感情は
新たなトラブルを生み出します。
話し合いの場で対立関係を
生み出すのは本末転倒ですね。
自分の意見を大切にすると同時に
相手の意見も尊重する態度が必要。
話し合いの場に負の感情を
持ち込ませないようにしましょう。
『ケンカするために話し合ってるの?』
と聞けば、一旦収まるでしょう。
意識させたい立場がこれ!
ではどんなクラスが
トラブルに強いのでしょうか?
それはトラブルの当事者以外
つまり傍観者が徹底して
中立な立場になることです。
傍観者が片方の意見に
感情的になってはいけません。
傍観者が
『片方はどういう意見なの?』
『どうしたらいいか
みんなの意見を聞こうか』
と中立的に間に入ってくれる。
こんな状態が作れたら
子どもたちだけでトラブルを
解決できるようになります。
私は小学2年生でこれを
実現させました。
トラブルが起きた時
『だいじょーぶー?
話入ろうかー?』
と聞いたら、2年生は
『だいじょーぶでーす!』
と返事をしました。
その様子を観察していると
中立の子が
対立関係の子の間に入って
上手に意見を聞いていました。
2年生がですよ?
対立してる子同士も一生懸命
落ち着こうとして
相手の話を聞こうと
がんばっていました。
感情が昂ると中立の子が
『一旦落ち着けって!
意味ないやろ?』
と落ち着けていました。
言われた側も
『うん。ごめん。』と
言っていました。
小2がですよ?
ですので、年齢は関係ありません。
あなたの学級でも必ず
この状況は作れます。
トラブルが起こって当たり前
だという認識を入れましょう。
そして、最初は先生が徹底的に
中立の立場を見せて
お手本となりましょう。
本気でやれば、必ず伝わります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
目指すべきクラス像が
掴めたら、あとはそこに向かって
一直線に進みましょう!
でも一人でノウハウを
勉強していても
そのやり方が
本当に正しいかどうか
誰かに見てもらわないと
わかりません。
我流で実践してみて
うまくいかなくて
すぐ次の実践に行って
次の実践に
振り回される子どもたち。
信頼関係ができていれば
子どもも許してくれますが
信頼関係ができていなければ
子どもは耐えてくれません。
耐えられなくなった
子どもの暴走を
なんとかしようと
悪戦苦闘しているうちに
ノウハウを学ぶ
時間も余裕も消えます。
気がつけば
学級が荒れ果てた…という
先生方を私は見てきました。
正しい方法を知っていて
一緒に課題を考えてくれる人と
共に実践と修正をくりかえす。
その行動が年度末に
『先生になって良かった』
と言えるゴールへの
最短ルートです。
うまく、子どもを
コントロールできれば
子どもは本当にかわいいもの。
自分が仕掛けたことや
自分の言葉で成長する姿も楽しいし
自分が思ってもいないところでの
成長を感じることができる
とても素晴らしい職業だと
私は感じています。
みなさんも、ぜひ子どもと
素晴らしい時間を過ごして
学校の先生というステキな人生を
過ごしてもらえたらと思います。
ここまでご覧いただき、
ありがとうございました!
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